難しい漢字を使えば知的にみえるよね?
- 2018/7/3
- ライティング
プロのライターと、一般の人が書いた文章を見分ける簡単な方法があります。
それは、漢字の使い方。
ライターは、基本的に常用漢字を使っています。
入社してすぐに各社ごとの用語ルールを徹底されるため、基本的に難読漢字、旧漢字、当て字は使いません。
一般の方のブログやメールを見ていると、難しい漢字を多用していることが気になります。
文章に知的な雰囲気を与えたいという狙いがあるのかもしれません。
残念ながら、今ではパソコンで簡単に変換できるので、「難しい漢字=賢い!」とはなりません。
「御座います」「有難う」「出来る」「或いは」など、手書きだったら使わないような漢字はひらがなにしましょう。
「想う」や「創る」も安易に使いがちですが、読者に気取った雰囲気を与えます。
「思う」「作る」のほうがすっきりとして読みやすいです。
なるべく平易な漢字を選ぶことがポイントです。
文章の難易度は中学生に理解できる程度が目安と言われています。
難しい漢字が連なっているとそれだけで読む気が失せます。
当て字のような漢字も読みにくく、気が散って内容が入りづらいです。
漢字をひらがなにするだけで、読みやすくすっきりとします。
常用漢字をチェックできるようなサイトを利用するのもいいですね。
子どもの作文みたいになるのではという心配もあるかと思いますが、お堅い印象の新聞や雑誌も基本的には常用漢字で書かれています。
機会があったら、漢字に注目して読んでみてください。