3Dスカルプティングソフト「Zbrush」について
- 2019/7/8
- 3DCG
以前書いた3D統合ソフト「Autodesk Maya」と一緒に自分が使っている3Dソフトに「Zbrush」というものがあります。
https://oakcorp.net/pixologic/
Mayaがポリゴンモデリングなのに対して、Zbrushはスカルプトモデリングになります。
身近な例えだと粘土で形を作るイメージが近いです。
かなり細部まで作りこむことができるので、
使用用途のひとつとして、Mayaでベースモデルを作って、
それにZbrushで細かいディテールを付けてノーマルマップ(平面で凹凸を表現するテクスチャ)として出力してベースモデルに適用するということができます。
もちろんZbrushのみでガリガリスカルプトをして一つのオブジェクトとして完結させることもできます。
要求マシンスペックですが、どの程度細かい作りこみをするかで変わってきます。
ちょっとした置物程度ならそこまでのスペックはいりませんが、
彫刻作品レベルの作りこみだとそれに特化したスペックが必要になります。
ソフトのお値段は11万ぐらいですが、今のところは買い切りでそれ以降は料金がかからないので、
サブスクリプションが横行している昨今ではかなり良心的なのではないかと思います。(30日間体験版もあります)
また、「Zbush Core」という機能限定版も出ています。
お値段は2万円ほどです。
高くて手が伸びない、どんなソフトなのか、実際に物を作って確認したい。という方にちょうどいいと思います。
3Dプリンターとの親和性が非常に高いので、
3Dプリントをやる方にはお勧めです。
ぜひお試しください!